平成16年12月16日

 

保護者各位

 

国風第一幼稚園

園長 磯野洋子

 

新しい給食について

試食会の参加希望調査をしましたところ100名を超えるご応募、ありがとうございます。

新しい給食に対する関心度の高さを感じました。

試食会の設定が1日しかありませんので、お仕事等の関係で参加できなかった方もおられたようです。後日、給食参観できる機会は設けたいと考えております。

ここで、いただいたご意見・ご感想の中で、共通して多かった項目について可能な範囲でお答えします。

なお、食べてみなければわからないので、というご意見もありました。もっともなことです。時間がないのであわてましたが、試食会後のご意見も今後の参考にさせていただきます。

 

Q1.メニューが増え、温かいものが食べられるのはとても良いと思いますが、先生の負担が大きくなるのでは?

A1.基本的に給食室で調理員がそれぞれの食器に盛り付けてから、ケースに入れて各教室まで運びます。うどん、ラーメン等の汁ものは保温食管に入れて教室まで運んで、教室で盛り付けますので、これは担任の仕事になります。盛り付けてから運びますので、いわゆる「あつあつ」の状態ではありませんが、うどんやラーメン等の汁ものはやけどすることの無い程度に保温して運びます。その分の先生の負担は若干増しますが、食育教育も保育の一環と考えております。また、年中・年長組にはお当番さんを設けることも考えております。

 

Q2.先生の仕事が増え、子どもから目が離れることが心配です。

A2.前項と重なりますが、これまで、食べ終えたお弁当は教員が運んでいましたが、これからは調理員が引き取りにいきます。新たに生まれる仕事となくなる仕事と両面です。新しい給食のやり方で、出来る限り子どもから目が離れることがないよう今後検討していきます。

 

Q3.献立表はいただけますか?また、材料名の記載もお願いします。

A3.1月のメニュー表を添付します。献立名と材料名を記載したメニュー表を毎月配布します。

 

Q4.その子に合った量を盛り付ければ残さなくても良くなる。適量を盛り付けることによって、全部食べられる達成感もあじあわせてあげたい。年少は半分しか食べないが、残りが捨てられるのはもったいないのでは?

A4.子ども一人ひとりに合った量を盛り付けることは難しいと思いますが、学年によって量は変えます。実際に始めて、子どもたちの喫食量に応じてできるだけ食べ残しの無いよう、可能な範囲で工夫したいと思います。また、嫌いなものも出来るだけ食べられるように工夫し指導しておりますが、決して無理強いすることなく、楽しい雰囲気で食事が出来るように工夫しております。

 

Q5.以前のようにパンと牛乳の日があっても良いのでは?

A5.新学期4月中、13時降園日は原則パンと牛乳を予定しております。これは、経費の関係だけでなく、子どもたち、特に新入園児がまだ幼稚園生活に慣れてない上、食事時間も充分に取れないことから簡単な食事にしているのです。5月以降は園生活に慣れてきますし、14時降園で時間の余裕もありますので給食とします。また、一日を幼稚園で生活するうえで、パンと牛乳だけでは量的に不足すると思います。

 

Q6.食器の使用数が増えるので衛生面に気を付けてください。また、給食室の衛生面は如何ですか?

A6.お弁当の場合は、業者さんから配送されたものを、ふたを開けることなく、また、手を加えることなく直接各教室の子どもたちに配布されます。従いまして、給食室は名ばかりで、お茶を作っているだけの場所でした。もちろんこれまでも週1回の塩素消毒は実施しておりました。しかし、これからは保健所の検査も入ると思います。アイコーメディカルと協力してルールに従った衛生管理を実施していきます。使用済みの食器類は調理員により洗浄・消毒後、新たに設置する食器消毒保管庫に保管されます。また、調理、盛付けは、調理員以外タッチすることはありません。

 

Q7.年々給食費が値上げされているのでは?

A7.幼稚園も給食費、通園バス協力費は消費税の対象となりました。今年度の100円と来年度の値上げのうち100円、合計200円は消費税相当分です。在園児の皆様には来年度分の消費税100円のお願いをする前に、給食の変更になってしまいました。従いました、給食の変更に係る値上げは400円です。給食の向上のため、何卒ご理解をお願い申しあげます。

なお、今回の給食システムを実現するため、400万円近い設備投資(給食用機器備品と食器類)をします。

 

Q8.いったん冷えたものを運んで、温めて出すのなら、レトルト食品をレンジで“チン”と同じでは?

A8.皆様のご家庭でも、カレー、ハンバーグ、煮物など冷凍保存したり作り置きし、必要に応じて再加熱して食器に盛り付け食べることがあると思います。おかず類はそれと同じと思いますが、給食の場合はメニューの内容や栄養に配慮されております。もちろん材料から調理する現地調理形式が理想かもしれませんが、給食に対して保育園のような補助金のない幼稚園においてはコスト的に困難と思います。なお、ご飯は幼稚園で炊飯します。

 

Q9.月によって給食日数が違うので、食べた分だけ徴収では?

A9.以前は食べた分だけの徴収でしたが、大変煩雑なので今のやり方になりました。多くの幼稚園でも取り入れられている方法と理解しております。月額の徴収金額は、1年分の総給食費を11で割ったもので、給食数は月によって多い少ないがありますが平均した金額とご理解ください。なお、予め届けられた1週間以上の欠席の場合は、日割りで返金しております。